今日、ワイシャツやオープンシャツの手直しをしていて考えたことですが、
数学で昔習ったのは直線は2点が決まれば書けるし3点が決まれば平面そして高さが決まると立体と習いました。
ところがワイシャツを仕上げていて手で綺麗にたたむときは、ボタンをひとつおきに3点閉めないときれいに決まらないのです。
私は先輩からそう教わって3点閉めて仕上げています。
そうすると前のラインがビシッと決まりますね。
ついでに当店のワイシャツのデラックス仕上げやオープンシャツの仕上げは機械仕上げとどこが違うか少し書きますと、
皆さんはあまり気にしてない方が多いのですが、ワイシャツやオープンシャツには後ろに折り目の縫込みがあるのをご存知でしょうか?いろんな形の折込や縫い目があります。
ズボンで言うとタックのようなものですね。
手仕上げと機械の仕上げの差はそこに出ます。かっこよく綺麗なラインで背中に折り目をつけるのが腕の見せ所でありまして、切れのある仕上げわそこにこだわりを持ってしまいます。
あまり気にしていない人は最近多く安くて早いところで満足している方が多いのが現状ですがここぞというときはそういうカッコの良いこだわったワイシャツやオープンシャツでお出かけになるのも良いものですよ。
後姿が粋に見えます。